(5)「従軍慰安婦」は戦後捏造された言葉

(5)「従軍慰安婦」は戦後捏造された言葉

 

「従軍」とは軍隊に従属するものという意味だということであり、「従軍慰安婦」とは、戦後作られた言葉であるということです。

こんにち問題になっている「従軍慰安婦」とは、日本軍の駐屯地近くの民間の業者が経営する店で、主に兵隊さんの相手をする女性を指しており、彼女らは「軍属」ではなく「民間人」なのです。

前述の秦郁彦氏によれば、

1940年5月7日閣議決定に基づく「外事警察執行要覧」は「従軍僧、従軍神官、従軍記者、従軍画家ノ従軍者ニシテ陸海軍省ノ発給スル従軍免許証ヲ所持スル者」と「本邦ニ於テ婦女(芸妓、酌婦、女給等)雇入ノ為一時帰国シタル在支接客営業者ニ対シ与エラレタル在支帝国領事館警察署発給ノ証明書ニ雇入員数ヲ明記セル場合其ノ員数ニ相当スル被傭婦女」に対する扱いは明確に区別し、「特殊婦女」は「軍属、軍雇傭人ニ非ザル者」であるから、渡支するさいには民間人として扱うよう定めた。

しかし女性でも戦地へ赴任する日本赤十字社の「救護看護婦」は、39年7月17日の陸相達により「軍属」と規定していた。軍隊向けの慰安婦が軍属扱いを受けていなかったことは、明らかである。

 

として、慰安婦が軍属ではなく、あくまでも民間人として扱われていた証拠を記しております。

 神名龍子女史は、

 

「従軍」ということの意味だが、これは「軍人=武官」ではないけれども、軍隊に属しているわけだ。といっても必ずしも軍に雇われているということを意味ないが、軍の序列には組み込まれている。

だから敵襲にあったときにも、その序列に基づいて「こういう事態になったら退避せよ」という命令が出る。しかし「慰安婦」は業者に雇われた民間人だから、当然の権利として真っ先に逃げる。軍はその退避を援護しなければならない。

 「従軍記者」とか、欧米の軍隊なら「従軍牧師」は存在したが、「従軍慰安婦」というのは存在しなかった。日本軍の占領地に、民間業者としての女郎屋が開業していただけの話である。当時はまだ公娼制度があったから、女郎屋の存在自体も違法ではない。

と述べています。

 現在では売春は行ってはならないものですが、当時の日本には公娼制度があり、遊郭も存在していました。

 いくら摘発しても売春は無くなりません。そこで、当時は国が営業許可を与えた店に限って、男性の相手をする女性を置いたので、税収入も得て、性病検査をすることで性病を抑えることができたのです。

 公娼制度下の日本では、強制検診の対象になる女性を、「芸妓・酌婦・娼妓」の3種に分類していました。

 1940年ごろ、中国に渡航する慰安所関連の公文書では、これらの女性を、「芸娼妓」と「女給仲居」の2種に分類したり、「女給芸妓酌婦女中」と一括していたりしましたが、やがて、「慰安所」に入ったあとは「慰安婦」と呼ぶ例が多くなったとされています。

 料理店や軍の指定飲食店で給仕と売春を兼ねる女性を「慰安婦」と呼ぶかは、当事者の間でも認識が分かれるともいいます。

 最初に「従軍慰安婦」という言葉を捏造したのは、1973年に千田夏光氏が書いた「従軍慰安婦」という本だとされますが、1971年の「週刊実話8月23日号」に「性戦で聖戦のイケニエ、従軍慰安婦」の用例が見られます。ともあれ、戦時中には、「従軍慰安婦」ではなく、単に「慰安婦」と呼ばれたのです。


  • (6)どこの軍隊でも慰安婦は付き物
  • (7)慰安所の形成
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